2013年10月14日月曜日

「フォーム・ドッピオ・エスプレッソはどうでしたか?」

「おいしかったです」 彼女はふたたびレジの奥の棚のコーヒーの在庫確認を始めた。レジでオーダーしたトレイを待っている間、秒速で思った。おいしかったというコメントは、何も答えていないことだ、ということに。ボクはレジのとなりにいる彼女の無言の背中に話しかけた。「飲みやすかった」「エスプレッソというとめちゃ苦くて飲みにくいと思っていた」「最初に、ついていたアーモンドのスイーツを一気に食べたせいかな」「エスプレッソのきびしい飲み物という感じと違った」。。。自分がその場で思いつく、言えるだけのことはすべて並べあげた。自分を絞り出した。早川義夫は言った、「言葉は自分を語るためにある」のだと。準備がなくてもアドリブで何かを返さないといけない。それに気づいたら何かをしてみる。こんなところにも自分を表現する場がころがっている。。。脳細胞がしびれた。

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